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就活で失敗したくない建築学科へ!就職先の年収や就職率を限定公開

建築業界の就職

今回は、建築学生が有利に就活を進められる就職先を多数公開します。

ひとくちに建築業界と言っても、様々な仕事があります。

建築業界の就活を考える上で、必ず知っておくべき建築業界の種類の一覧と、建築業界に特化した就活対策を詳しくお伝えします。

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建築卒に有利な建築専門分野

まずは建築業界にどのような種類の仕事があるか押さえましょう。

3つの系統に分けて解説します。

  • 建設系
  • 住宅系
  • インテリア系

建設系

建設系とは、オフィスビルやマンション、商業施設、ホテル、生産施設、学校、病院、市庁舎、文化施設など、公共性を持つ大規模建築を扱う業界を指すことにします。大規模な建築ほど、たくさんの人が関わって作り上げるため、業務ごとに分業されているケースが多いことが特徴です。

ゼネコン(総合建設業)

ゼネコンとはGeneral Contractorの略で、総合建設業のことを指します。一般的には一つの会社で設計・施工・研究を行っている会社を指しますが、施工をメインとし、専門業者が集う建設現場で、全体の指揮管理を担当できることがゼネコンの強みです。
「鹿島建設」や「大成建設」、「大林組」など、スーパーゼネコンと呼ばれる日本有数の大企業ではほとんどの建築種類を担当しますが、「長谷工コーポレーション」など、マンションに力を入れ専門的に扱っているゼネコンもあります。
基本的に大企業であり、福利厚生やボーナスの仕組みが整っているので、安定志向の人にはオススメの業界です。

就活のポイント

・ゼネコンは「施工」に強みがある会社なので、どの職種を受けるにも施工に興味を持っているかが採用の際に重要視されます。
・OB・OGのリクルーター推薦のルートが強いので、インターンシップや学内の就活イベントで繋がりを作っておきましょう。

主な企業

清水建設(https://www.shimz.co.jp)
鹿島建設(https://www.kajima.co.jp)
大成建設(https://www.taisei.co.jp)
大林組(https://www.obayashi.co.jp)
竹中工務店(https://www.takenaka.co.jp)
戸田建設(https://www.toda.co.jp)
西松建設(https://www.nishimatsu.co.jp)
長谷工コーポレーション(https://www.haseko.co.jp/hc/)
前田建設工業(https://www.maeda.co.jp)
東急建設(https://www.tokyu-cnst.co.jp)

組織設計事務所

建築を作る中で、設計の部分を専門的に担当する会社が設計事務所です。組織設計事務所は、意匠設計、構造設計、設備設計など、全ての設計分野を会社内で担当することができます。設計事務所にしかできない建築種類を設計できることに強みがあります。コンペで勝ち取るような公共機関が発注者となる案件や、民間の案件でも、企画・設計に力を入れたい分野などは組織設計事務所が設計を行うことが多く、そのような仕事がしたいのであれば設計事務所を目指しましょう。
事務所ごとに得意とする建築分野が違うので、リサーチを行い自分の志望にあった事務所を見つけましょう。

就活のポイント

・大学院卒の採用がメインになるので、大学院の進学を視野に入れましょう。一部学部卒を採用する企業があるので、学部卒で就職したい人は調べてみましょう。
・ESと一緒に提出するポートフォリオの審査でかなりの人数を絞るので、設計課題やコンペに力を入れ、自信を持って見せられる作品を増やしましょう。

主な企業

日建設計(https://www.nikken.co.jp/ja/)
日本設計(https://www.nihonsekkei.co.jp/)
NTTファシリテーズ(https://www.ntt-f.co.jp/)
三菱地所設計(https://www.mj-sekkei.com/)
久米設計(https://www.kumesekkei.co.jp/)
JR東日本建築設計事務所(http://www.jred.co.jp/)
山下設計(https://www.yamashitasekkei.co.jp/)
梓設計(https://www.azusasekkei.co.jp/)
佐藤総合計画(https://www.axscom.co.jp/)

不動産(ディベローッパー)

不動産の中でも「ディベロッパー」と呼ばれ、都市開発やから施設の企画および全体指揮管理を行います。施設によっては数億~数兆規模の事業となることもあり、誰もが名を知る大手企業が目立ちますが、マンション専門のディベロッパーや、商業施設専門のディベロッパーなど、中規模の企業も存在します。非常に多くの情報を頭に入れながらプロジェクトを先導するので、頭がよく、効率よく動ける人が向いています。

就活のポイント

・高学歴の採用がメインになり、また、文系からも採用しているので、建築学生学が有利とは限りません。学歴が高くない人は、企業のランクを下げるか、大学院進学の際に学歴アップを狙うなど、長期的な目線で戦略を考えましょう。
・公平性を求めるため、会社ホームページや一般ナビサイトでの公募がメインとなるので、情報を見落とさないようにこまめにチェックしましょう。

 主な企業

三菱地所(http://www.mec.co.jp)
三井不動産(https://www.mitsuifudosan.co.jp)
野村不動産(https://www.nomura-re.co.jp/corporate/outline/)
東急不動産(https://www.tokyu-land.co.jp)
住友不動産(http://www.sumitomo-rd.co.jp)
NTT都市開発(https://www.nttud.co.jp)
森ビル(https://www.mori.co.jp)

建設コンサルタント

建設コンサルタントは、社会インフラサービスを、計画・調査・設計・管理の側面からプロデュースする仕事です。簡単に言うと、専門知識を生かし、建築を作るための土台を整える仕事です。規模の大きい会社には建築設計部もあり、駅や工場など、専門的な知識をより必要とする設計業務や、開発が絡む事業など、与件整理の難易度の高い設計を担当します。まちづくりから携わりたいという人にはオススメの業界です。
建設コンサルタントは、学生時代にはあまり聞きなれない業界ですが、会社として安定しており、また働き方改革に力を入れている会社が多いと聞くので、今後の動きにも注目です。

就活のポイント

・採用の中心が土木学生なので、建築学科には情報が入りにくいことが多いです。積極的に情報収集しましょう。
・建設コンサルタントの担当業務範囲は非常に多いので、就職後どの業務を担当したいかを明確にしましょう。

主な企業

日本工営(https://www.n-koei.co.jp/)
パシフィックコンサルタンツ(https://www.pacific.co.jp/)
建設技術研究所(http://www.ctie.co.jp/)

公務員

公務員に建築職採用という枠があり、公共事業の建築関連の仕事を担当します。条例や法律などに基づいて自治体の住宅・まちづくり・公共施設を管理する仕事や、ディベロッパーのように事業の発注者側の仕事もあり、学校や公民館などの公共建築の企画の仕事をする部署もあります。
公務員として安定して働きたい、生まれ育った市町村のために建築を作りたい!といった人が向いています。

就活のポイント

・公務員試験のスケジュールを視野に入れてスケジュールを組みましょう。早めの対策を!

主な就職先

県庁や市役所の建築職・国交省

 

住宅系

住宅が好きで建築学科に入った学生も多いのではないでしょうか。住宅系の項目では、建築業界の中でも住宅を専門で扱っている業界を紹介します。

ハウスメーカー

ハウスメーカーは、主に戸建ての住宅を扱う業者のことで、住宅の設計から建設・販売まで一貫して行います。戸建て部署とは別に、マンションやアパートなどの集合住宅事業も手がける企業もあります。
会社ごとに独自の工法、独自のCADを持っており、各社のデータにあるものから組み合わせでセミオーダーのような作り方が一般的です。
ハウスメーカーでは様々な職種の採用を行っており、採用人数も多いため、就活難易度は低めです。設計や施工などの技術職はもちろん、建築卒で営業職に就くことも可能な業界なので、営業職を視野に入れて就活している人は選択肢に入れてもいいでしょう。地域採用を行っており、実家から通える支店に配属される可能性が高いです。

就活のポイント

・インターンから数名先行採用する企業もあるので、早めに情報収集して積極的に参加しましょう。
・大きい大学では推薦がある可能性が高いので、窓口や教授に相談してみましょう。

主な就職先

大和ハウス工業(https://www.daiwahouse.co.jp/)
積水ハウス(https://www.sekisuihouse.co.jp/)
飯田グループホールディングス(https://www.ighd.co.jp/)
住友林業(https://sfc.jp/)
旭化成ホームズ(https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/index.html/)
三井ホーム(https://www.mitsuihome.co.jp/)
ミサワホーム(https://www.misawa.co.jp/)
積水化学工業(https://www.sekisui.co.jp/)
パナホーム(https://homes.panasonic.com/)

住宅アトリエ設計事務所

アトリエ設計事務所の中でも、住宅建築家が主催している設計事務所があります。某リフォーム番組に出てくる匠もだいたいここです。ハウスメーカーよりもデザインに凝った住宅設計に挑戦できる機会は多いです。最初に入った事務所で学んだことを生かして、将来独立を目指すことも可能です。
給与や労働時間の面は恵まれているとは言えませんが、住宅設計が大好きならばオススメの選択肢です。

就活のポイント

・興味のある建築家を見つけ、事務所のサイトから直接問い合わせてアポイントをとってください。
・事務所のオープンデスクに参加し、早いうちに繋がりを作っておくと有利に進みます。

主な就職先

非公開

インテリア系

建築学科ではインテリアについて専門的に学べる機会が少なく、インテリア業界への就活は難航するケースが多いです。インテリア業界を志す場合、美大生やインテリアの専門学生がライバルになるので、しっかりと業界研究をし、戦略立てて挑みましょう。こちらの項目では、建築学生でも内定の可能性が高いインテリア業界を紹介します。

ディスプレイ業界

ディスプレイ業界とは建物の内装や展示を中心とした空間デザインを行う会社のことです。一般的なインテリアデザイン会社と違う点は、施設の集客性を高めたり、売り上げの高い空間作りなど、クライアントの収益に結びつく設計を得意とし手掛けることです。比較的大規模な業務を担当することが多いため、建築学生も採用の視野に入ってきます。業務は多岐に渡り、商業施設、店舗、博物館などの展示施設、イベント会場のデザインなどがあります。
一見華やかに見え、とてもやりがいのある業界ですが、基本的に激務で、内装工事は夜間工事になることもあるので、体力的にハードな業界といえるでしょう。

就活のポイント

・インターンや大規模説明会を行っているので、積極的に参加し情報を収集しましょう。
・建築学科から「なぜインテリア業界を志望したか」明確に言えるようにしましょう。

主な企業

乃村工藝社(https://www.nomurakougei.co.jp/)
丹青社(https://www.tanseisha.co.jp/)
スペース(https://www.space-tokyo.co.jp/company/)

建設会社内のインテリア部署

少しマニアックな情報にはなりますが、大手ゼネコンや大手組織設計事務所は、インテリア部署を持っていることが多く、このような業界はインテリア専門の学生の知名度が低い為、建築学生が採用されることがあります。採用ルートや採用条件は会社によって違うので、興味のある方は調べてみてください。

主な就職先

大手ゼネコンのインテリア部
大手ハウスメーカーのインテリア担当
大手組織設計事務所のインテリア部

意匠設計系

構造設計系

環境設備系

建築学部卒が就活する主な職種6選

設計・デザイン職

・設計士
・インテリアコーディネーター
・インテリアデザイナー

構造設計職

営業職

・不動産営業

施工管理(現場監督)

・建築施工管理技士

環境職

建築学生が選びやすい就職先一覧

設計事務所

ゼネコン

ハウスメーカー

アトリエ

不動産会社

設備関連会社

建設コンサルタント

公務員

建築系でホワイトな企業トップ3

竹中工務店

大林組

建築技術研究所

建築学部の就活対策で早めに準備しておきたい2つのこと

様々な業界について紹介してきましたが、建築業界全てに共通する、絶対に押さえておきたい面接対策が2つあるのでお伝えします。就活生は必見です!

好きな建築と作りたい建築を見つける

これは、どの業界を受けても聞かれる可能性があるので、必ず準備しておきましょう。この質問から会話が広がることが多いので、好きな理由や興味を持ったきっかけなど、エピソードと一緒に考えましょう。この質問で、面接官に「なんか違うな?」と思われると一気に不利になるので、受ける業界や会社をリサーチし、とっておきの好きな建築を選んでいきましょう。

学生時代の研究と企業のマッチするポイントを押さえておく

建築卒の採用は、学生時代の経験ありきの募集と思ってください。サークルやバイトのエピソードも織り交ぜるのは問題ありませんが、基本的には学生時代の建築に関する興味・関心・経験と、それが会社に入ってどのように役立つかが主軸となります。得意だった授業や課題のエピソードとかでも構いません。採用活動が始まるまでに必ず整理しておきましょう。

執筆/編集担当
himorink

建築学部も卒業後、web業界へ。webの知識と建築の知識を組み合わせて、有益な情報を届けられるよう頑張ります。

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