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建築卒で就職が有利になる資格はある?学生が就活前にとるべき資格

建築業界の就職

たとえば建築学生が就職活動を始めるとき、

なんか資格を取るべきかな

建築の資格って何とればいいのかわからないよ

と悩む建築学生の方も多いのではないでしょうか。

実際に、社会人としてのキャリアスタートの前に

  • 二級建築士や木造建築士のような国家資格
  • 民間資格ではカラーコーディネーターやインテリアコーディネーター

の資格取得は目指せます。

しかし、それらの資格が就職活動に必須なのかと問われると、そうでもありません。

この記事では以下の2つについて解説していきたいと思います。

  • 資格取得以外の大切なこと
  • 建築学生は運転免許が必須の理由

それでは順番に見ていきましょう。

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建築卒で就活を有利にするのは資格ではない

建築学生には資格勉強よりも、もっと大切なことがあります。

課題や研究は、今後良い建築物を作るための基礎力を培います。

他に、優れた建築物の見学や、建築博物館へ積極的に足を運ぶことは、分析力や審美眼を養う大切な経験です。

研究も見学も、就職後にはなかなか時間が取れず気軽にできないので、学生のうちに沢山経験しておくと良いでしょう。

資格をとる以外にやることがある

先ほど紹介した研究も見学の他に、英語学習も大切です。

今後はグローバル化に伴い、日本の建築業界も海外へ進出していくことでしょう。

海外の建築情報を取り入れるためにも、仕事のためにも学んでおいて損はありません。

資格をとるのは就職してからでOK

在学中に取った資格は就職先で本当に役に立つかはわかりません。

『二級建築士』のように、聞こえの良い資格を所持していたとしても、入社1年目から役に立つとは限りません。

多くの会社では、入社後数ヶ月間は研修期間を設けていますし、研修後の業務でも、即戦力として扱われることはまず無いでしょう。

未経験で設計事務所に入社しても、工業高校出身の同期と任される業務の難易度に差はありませんでした。

ただ、業務内容に差は無いにしろ、建築用語を多く知っていれば上司から良く褒められていたし、諸先輩方とも専門的な話でよく盛り上がっているところを度々目にしました。

私はそういう建築面で秀でたものはありませんでしたが、その反面でOffice系ソフト(WordやExcel等)の扱いが得意です。

建築系の話が分からない分、また私自身がそんなに社交的でもないため、あまり会話はしませんでしたが、Excelで関数を組むような事務的な仕事では重宝して貰えました。

経験は役に立ちますが、資格を1年目からフル活用させてもらえるとは限りません。

それならば、建築学生の間でしか学ぶ事ができない他のことに力を注ぐほうが、その後の社会人生活をより豊かなものに仕立てられるでしょう。

建築学生に間に取るべきは資格は運転免許

スキル面の資格取得は急がなくても良いことがわかりました。

それでは本当に、何の資格も取らずに入社式を迎えても良いのでしょうか?

建築学生の間に取っておくべき資格が一つだけあります。

それは運転免許です。

なぜ運転免許の取得が大切なのか、2つの理由を解説します。

現場や出張で必要

工事現場や取引先へ行くためには車が必要です。

他社員と相乗りで済む場合もありますが、自力の運転が必要になることも多いです。

長距離、長時間の運転も必須なので、運転練習期間を確保するためにも、学生のうちに免許は取ってしまいましょう。

また、近年では、AT車が主流になってきてはいますが、まだまだMT車を乗る機会もあるでしょう。

社用車はAT車であっても、出張先で借りる車がMT車だった…という事態もあるかもしれません。

可能であれば、AT限定解除をした運転免許を取りましょう。

就職したら時間がない

実際に筆者は、短期大学卒業間際の2月から自動車学校に通い始めました。

生徒が多く予約が取れなかった影響で入社日までの免許取得が間に合わず、一ヶ月間はバス通勤を余儀なくされました。

入社後1週間は、仕事終わりに車学に通いました。

卒業検定に合格したのが4月6日です。

しかし、問題が発生するのです。

  • 免許センターは平日しかやっていない
  • 入社したての新入社員には有給休暇はない

欠勤許可が下りること自体にも時間がかかる場合もあります。

設計事務所やゼネコンでは、土日休みが多く、免許センターへ行く時間はなかなか取れない・・・

無駄な欠勤をしないためにも在学中に何としてでも免許ゲットを目指しましょう!

仕事で大事なのは資格ではなく取り組む姿勢

就職するうえで大切なのは、仕事に対する熱意や誠実な姿勢です。

華やかな資格ではありません。

  • 学生時代に全力で取り組んだこと
  • 仲間と共に乗り越えた挫折
  • 将来の夢
  • その企業で成就したいこと

あなただけのエピソードが沢山あるはずです。それらを如何に楽しく、誠実に伝えられたとき、資格以上のパワーがあります。

就職活動では、資格の威を借りるのではなく、自分の力と言葉で勝負しましょう!

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