この記事では例文を交えながら、建築業界志望の自己PRの書き方について書いています。
就職活動の中で必ず困ることとしてあげられる自己PR。

企業に向けていい感じのことを書かないといけないのかな

大学時代に頑張ったと胸をはれることなんて思いつかないよ
といった不安に襲われているのではないでしょうか。
そこで今回は建築学生にとって内定レベルの「自己PR」を書くためには、どのようなコツがあるのかご紹介します。
代表的な3つの職種(営業・設計・施工管理)ごとに例文を用意しました。
自分のいきたい職種のところで例文を参考にしながら実際に自分のPRを書いていきましょう。
書き方や注意するポイントを交えてご紹介しているので最後まで確認して見てください!
建築業界志望の自己PRを書き方
自己PRは、「自分は何ができるか」を企業に伝えることが目的です。
企業の人事担当者は、あなたに会ったことがありません。
そこで、自己PRを読むことで
- あなたがどんな人なのか?
- 自社にあっているか?
を知ろうとするのです。
企業が「会ってみたい!」と感じるような、魅力的な自己PRを目指しましょう。
企業について知る
応募先の企業リサーチも重要です。
企業の人事担当者は、自己PRから「学生の強みは自社とあっているか?活かせるか?」を判断します。

自分のアピールするポイントが、企業の求めている人材像とあっているか検討する必要があるのです。
たとえば、「失敗を恐れないチャレンジ精神」を重視する企業に、「慎重性」をアピールするとどうでしょう。
「うちにはあわないな」と思われてしまう可能性が高いですよね。
企業が求める人材像は、会社説明会やホームページでの採用情報欄で確認できます。
自己PRを作成する前に、目を通しておきましょう。
まずは結論から書くこと
文章は結論から書くことで、格段に伝わりやすくなります。
「協調性」を強みとした例文を見てみましょう。
みんなでで協力しながら働くことによって、協調性が身につきました。
アルバイトを通してチームで協力することの大切さを学びました。
企業の人は何百人もの自己PRを読みます。
次の面接にすすめるひとを短時間で決めるわけですから、1つにかける時間はかなり限られています。
最後まで文章を読まないなんてこともあります。

結論から書くことを意識するだけで、強みを瞬時に理解してもらえます。
さらに、結論から書くことは読みやすいと認識されやすいので、
- 結論(強みは協調性です)
- 具体例(アルバイトではチームで・・・)
- 結論(・・・をして協調性を高めることができました)
といった構成で書くと良いでしょう。
根拠となるエピソードを入れる
強みの根拠となる具体的なエピソードを入れましょう。
たとえば、「アルバイトを通してチームで協力することの大切さを学んだ」という一文だけでは、抽象的で説得力に欠けてしまいます。
具体性を高めるためには、

飲食店のアルバイトで売上が伸び悩んだ時期がありました。
そこで、定期的にチームミーティングを行い、オリジナルメニュー表を作成したり、お客様が喜ぶサービスは何かを話し合いました。
というように、エピソードの詳細を記載すると効果的です。
体験がどう活かされるのか書く
自分の体験が、入社後どのように活かされるのか意識して書きましょう。
上記のアルバイトによるエピソードの場合は、

チーム内での笑顔が増え、売上も改善されたことで、積極的に人と協力する姿勢が身につきました
と書くことで、「問題が起こっても、人と協力して解決できる人」だとアピールすることができます。
体験から学んだポイントを考えてみてください。
建築学生向け自己PRの例
建築学生に人気の「営業」「設計」「施工管理」自己PRの例文をご紹介します。
例文を参考にしながら、自分だけの自己PRを作成しましょう。
「住宅メーカー・営業職」例文
住宅メーカーの営業職は、お客様の話をしっかりと聞き、要望に合わせた提案力が必要です。
人の話に耳を傾ける傾聴力、問題解決力などをアピールすると良い印象を与えやすくなります。
【強み】
私は相手の話を親身になって聞くことができます。
【具体例】
大学1年生から現在まで、約3年間アパレル販売員のアルバイトを続けています。
【取り組んだ内容】
お客様の話しを傾聴し、どのような服を求めているか丁寧にヒアリングすることで、ご満足いただける提案ができるように心がけながら業務に励みました。
【強みの協調】
今では常連のお客様も増え、「あなたにすすめてもらった服を着ていると、褒められる」という言葉を頂くようになりました。
「設計事務所・設計職」例文
設計事務所の設計職は、図面を書き上げる正確さや、納期を守るスケジュール管理力を強みに上げると効果的です。
物事を正確に進めていく計画性を意識しましょう。
【強み】
私は計画的に物事を進めることが得意です。
【具体例】
健康維持を目的として、大学入学から毎日欠かさず筋トレを続けていますが、当初は運動に苦手意識を感じていました。
【取り組んだ内容】
そこで、筋トレ用ノートで進捗を管理し、一緒に頑張る仲間を作ることで、モチベーションを保つ工夫をしました。
【強みの協調】
結果、運動に対しての苦手意識はなくなり、自己管理力を身に着けることができました。
「ゼネコン・施工管理職」例文
ゼネコンの施工管理職は、現場の職人さんや協力会社など、様々な立場の人と関わるお仕事です。
コミュニケーション力や積極的に勉強する姿勢をアピールし、印象に残るエピソードを選択しましょう。
【強み】
私は様々な立場の人と意見を交換し、お互いが納得する方法を見出すことが得意です。
【具体例】
大学3年生の時、学祭実行委員会の運営リーダーを努めました。
【取り組んだ内容】
イベントに参加して頂くミュージシャンや地域ボランティアの皆様との打合を担当しましたが、当初は緊張して上手くコミュニケーションが取れませんでした。
そこで、ミュージシャンのCDを聴いたり過去のボランティア活動を調べ、相手を知る努力をしました。
【強みの協調】
このような取り組みをしたことでスムーズに会話できるようになり、意見が異なるときも相手の立場を考え、一緒に解決策を探すことができるようになりました。
建築業界を志望するときの自己PRの注意点
自己PRを作成する上での注意点は、「具体的にイメージしやすく」「伝えたいことを1つに絞る」の2点です。
注意点を理解することで、「言いたいことが伝わらない」残念な自己PRを回避することができます。
具体的にイメージしやすく
具体的にイメージしやすい文章を心掛けましょう。
より具体的な方がどのような状況か想像しやすいですよね。
頭の中でイメージが描けるような、具体的な文章を書く練習をすると効果的です。
伝えたいことを1つに絞る
伝えたいことを1つに絞ると印象深い自己PRになります。
言いたいことを詰め込みすぎると、何を言いたいのかわからない文章になってしまい、人事担当者は混乱してしまいます。
いくつもあると印象が分散して記憶に残りづらくなってしまいます。
アピールする強みを1つに絞ることで、印象に残る自己PRを目指しましょう。
何を書けばいいのか悩むなら、まず自己分析から
まずは自己分析を行い、自分の強みを知りましょう。
「自分は何ができるか」をアピールするためには、自分の長所を認識する必要があります。
長所がわからない人は、診断テストを受けてみるのもおすすめ。
無料で診断してくれる「グッドポイント診断」利用すれば、自己PRで使いやすい強みトップ5を知ることができます。
ツールを有効に活用して、自分の得意なことを見つけましょう。