建築に興味があって大学に入学したのに、途中で挫折を味わって、辞めてしまいたくなるぐらい辛くなってしまう人もいるのではないしょうか?
実際、建築を学び始めると
- 設計は徹夜続きで終わらない
- 構造や設備の勉強も興味がでない
- 就職した後も大変そう
と気持ちが冷めてしまう人も少なくないはず。(実は私もそうだったので、気持ちがよく分かります)
とはいえ、我慢して大学にいってもしょうがないし、辞めるとしても親に迷惑になってしまわないか不安な気持ちになりますよね。
そこで、この記事では、元建築学科であった私が大学を辞める前にできる対策をご紹介します!
対策だけ知りたい人は「大学(建築学科)を中退前にできる3つのこと」までスキップしてもOKです!
最後までお読みいただければ、少しでもいまの状況が変わるはずです。ぜひ参考にしてみてくださいね。
建築学科を辞めたくなる理由を体験談で紹介
なんとなく辞めたいと思っても、ずっとモヤモヤが続いてどうしようもない人も多いのではないでしょうか?
そこでまず「自分がなぜ辞めたいのか」を整理して、どうするべきか判断することが大切です。
ここでは、わたしの体験をもとになぜ辞めたくなったのかを紹介します。
当時の自分の悩みを大きく分けると
- 建築設計が徹夜で体調を崩しがち
- 構造力学とか分からなすぎる
- 建築への興味がなくなり嫌いになった
の3つ。
とはいえ、建築を専攻して悪かったばかりではありません…
別記事でよかったことをまとめていますので、合わせてお読みいただければと思います。

1つ1つ細かく分析するので、ぜひ自分の考えを整理するときの参考にしてみてくださいね。
建築設計が徹夜続きで体調を崩しがち
建築専攻の学生が悩みのタネとなる多くが設計ではないでしょうか。
- 建築模型を電車で運べない
- 教授の意見は抽象的で分からない
- 完成はないから時間の許す限り作業しなければならない
など、徹夜につながる要因が多々あります。
寝不足の状態で他の講義も受けるので、全然集中できないなんてことも。
SNSで他の建築学生の状況を見てみても、やっぱり徹夜は切り離せないみたいですね。
おはようございます!
私工学部でしたが、普段の設計課題も、卒業制作も大変でしたよ😅みんな何日も徹夜で泊まり込みしてました💦笑— kirin (@kirinkirin27) January 10, 2020
締切ギリギリになると大学に泊まり込みになるので、本当にツラいですよね…
元建築学科だから分かるスケジュール管理を別記事で紹介しているので、設計が徹夜続きの方はぜひ参考にしてみてください。
※スケジュール管理
構造力学とか分からなすぎる
わたしが建築学科を辞めたくなった理由2つ目が、構造力学など建築に関する講義が分からなすぎたことです。
もちろん、自分の勉強不足と言われればそうなんですけど…
教授で分からない箇所を質問したとき「そこは難しいところだから、理解しなくてもいい。」なんて言われたときは衝撃でした。
- 施工管理の講義
- 建築基準法の講義
- 設備設計の講義
などありましたが、所詮テストで点数とって、提出物だけ出しておけば単位をとれる仕組みに嫌気もさしてました。
とはいえ、建築士の資格をとるには避けては通れません。
自分が嫌なことでも建築が好きならやりたくないこともやるしかありませんね!
建築への興味がなくなり嫌いになった
最終的にとどめをさしたのが、建築への興味がなくなったこと。
大学入学のときは、自分で建物設計するワクワク感に溢れていました。
しかし、課題が山積みになったり、単位目的で講義を受けるようになってから、モチベーションがガクッと下がったんですよね。
最終的には、なんとなく大学に行き、なんとなく卒業することになりました。
建築学科を辞めたときにメリット・デメリット
どれだけ辞めたいと思っていても、
- 親に入学させてもらったし…
- もう1年経ったから…
- 辞めてからの目的も決まってないし…
と、すんなり大学を辞められる人は多くないですよね。
とはいえ、考えているだけでは、わたしと同じようになんとなく過ごすだけになってしまいます。
「辞めないなら辞めないで、しっかり自分の大学生活に向き合う」
「辞めるならとっとと辞めて、次の人生を歩み始める」
べきです。
そこで、ここからは建築学科を辞めたときのメリット・デメリットを整理して、いま自分がどうするべきかを考えましょう!
建築学科を辞めたときのメリット
もし建築学科を辞めた場合は
- 建築以外の道を切り開ける
- 嫌いなことをやらなくてよくなる
- 一度自分人生を見つめなおせる
など、一度リセットできることが大きなメリットです。
もし将来的、建築の道に進むことがなく、他に興味がある職種がある場合のメリット大きいのではないでしょうか。
建築学科を辞めたときのデメリット
一方で、建築学科を辞めたときのデメリットとして
- いままでの時間とお金が無駄になる
- お金周りの負担が増えることになる
- 次の道を探すのに時間が必要になる
ことが考えらます。
他の同級生に比べて、数年スタートが遅れて精神的な負担になってしまう人もなかにはでてくるでしょう。
また、いままでの時間やお金、諦めたことに対する自分にも、後悔してしまうかもしれません。
とはいえ、社会にでたら年齢が関係ないのは正直なところ。
後々になって後戻りできなくなってしまうようなら、いっそのこと振り切ってしまうのも手だと思います。
大学(建築学科)を中退前にできる3つのこと
いざ大学辞めようと思っても、まだ踏み切れない人も少なくないはず。
ここでは、大学を辞めようにも辞められない人向けに、中退前にできることを
- 大学を1度休学してみる
- 転学部・転学科に挑戦する
- ラク単を積極的に取得する
の3つまとめて紹介します。
辞める以外の対策として、参考にしていただければ幸いです。
大学を1度休学してみる
一番ストレスなく手が打てるのが、大学を休学することです。
大学によっては休学費がかかってしまう場合もあります。
しかし、思い悩んで無駄な時間を過ごすぐらいなら、一度立ち止まって考え直す時間がとるべきです。
ゆっくり考える時間をとれれば
- いま自分がどうするべきか
- やりたいことに少しチャレンジしてみる
など他のことに目を向けることができるからです。
もし休学費のことで心配なら、短期バイトでガッツリ稼ぐのいい方法だとおもいます。
建築学生向けのバイトの記事もあるので、休学を考える人はぜひ参考にしてみてくださいね。

やりたいことが分からない人は、稼ぎつつ新しい体験をしてみてはどうでしょうか?
転学部・転学科に挑戦する
本当に建築の道を諦めてもいいなら、転学部・転学科するのも手。
いままで過ごしてきた時間をショートカットしつつ、別の道を切り開けるためです。
転学する場合、試験がある場合が少なくありません。
もし、自分の進みたい学部があるのなら、大学の相談センターなどに話しを聞いて、転学できないか検討しましょう。
ラク単を積極的に取得する
もう大学を辞めずに解決したいなら、ラク単を選ぶしか方法はありません。
もちろん、ダラダラと大学通えばいいということではなく、空いた時間を有効活用することが前提です。
大学を卒業するのに、最低限やることはやって
- 講義中は自分の時間にあてる
- 講義以外はインターンや勉強
と別の道にすすめるように舵を切りましょう。
建築設計が辛くて辞めたいなら他の道もある
建築を専攻したからと言って、必ずしも建築の道を進む必要はないです。
また、自分の人生に悩む人も少なくありません。
ただし、現実的な話をすると、ずっと悩んでいても前には進まないのが正直なところ。
まずは、休学して考える時間を増やすなり、他の自分の道をどうすすめていけばいいのかじっくり考えてみましょう!