文系だからといってゼネコンに就職できない、なんてことはありません。
ここに辿り着いた人は
- 文系でゼネコンに就職できるのか
- ゼネコンでどんな仕事やっていくのか
- そもそもゼネコン就職すべきか
と、考えていないでしょうか?

初めて社会人になる学生にとっては、分からないことばかりで不安になりますよね
そこで今回は、文系がゼネコンに就職できるのか、就職したいならどうしたらいいか、について触れていきます。
この記事紹介する内容を読むだけで
- 本当にゼネコンに就職するべきか分かる
- 周りのライバルから一歩先にでれる
ようになります。
ぜひ最後までご一読ください
文系でゼネコンを狙うなら面談で勝負しよう
最初に知るべき事実として、理系・工学系学生と文系学生との間には埋めることができない圧倒的な差があります。
それは、スキルの差です。
年月をかけて磨き上げた技術にどうしても勝つことができない文系学生は、面談や就職面接で勝負しましょう。
ゼネコンには文系学生でも採用されやすい部門がある

ゼネコンには、施工管理や設計以外にも、事務や営業といった文系学生でも採用されやすい部門があることをご存知でしょうか。
実際のスーパーゼネコンの採用について見てみましょう。
鹿島建設株式会社

例えば、スーパーゼネコンに数えられる一社、鹿島建設株式会社の新卒採用概要を見てみると、事務と開発業務に文系全般の募集枠があります。
清水建設株式会社
また、同じスーパーゼネコンの清水建設では、文系理系を問わない『SV採用』を行っています。
- 事務
- SV採用
のように文系にも枠は用意されているのです。
自身がどの採用枠に当てはまるのかを理解し、営業職であれば営業職に、事務職であれば事務職に特化した、準備をすれば文系でも内定をもらえます。
文系でゼネコンを目指すなら仲間と共に乗り越えた経験を話そう
建設業は、社内外の数え切れない多くの人と共にする仕事をするため、1人で作り上げていくものではありません。
ですから、面談で披露するエピソードは、何か1人で成し遂げたものではなく、仲間と共に乗り越えた挫折の話や力を合わせて作り上げた物の話をするとイメージアップに繋がります。
文系がゼネコンに就職するならSPIで差を見せよう
文系の枠があるとはいえ、内定をもらうためには、他の文系学生より優れていなければならないもの事実。
他の文系学生より優れていることをアピールするのに重要なのが、『SPI』です。
SPIとは、企業側が就活生の性格や能力、適性を理解するために行われる試験の1つ。
- 能力検査
- 性格検査
の2通りがあります。
文系学生はスキル面の心許なさを補うため、SPIで他の就活生よりも圧倒的な高得点を狙う必要があります。
文系学生のゼネコンでSPIの足切り安心ラインは8割〜
採用人数の多い大企業では、採用担当者が1人1人のエントリーシートや履歴書に丁寧に目を通している時間はありません。
多くの企業がSPIの獲得点率を基準に学生の足切りを行っています。
就職難易度が比較的高い企業であれば6割以上の点数がマストだと耳にする人もいるでしょう。
SPI等のボーダーラインは何点か?某ゼネコンでは60%、先日聞いた資本金約5億、社員数約500名の機械メーカーでは50%とのことだった。3年生の学生さんは、50~60%は最低でも取れるように今から準備しましょう。まずは現在の自分の実力の現状把握が重要です。アップには3カ月必要。
— 金沢工業大学(KIT)キャリア支援 (@kitcareer) September 13, 2011
建築系の大学院生たちは7割5分以上とれと学校で教わることも考えると、文系学生はもっと上の8割、9割を狙って行くと心強いです。

できるだけ高得点を狙うため、SPIテスト対策はできるだけ力をいれていきましょう。
文系でゼネコン受ける人のSPI対策にオススメな問題集2選
近年ではSPI対策本が大学生協や本屋、オンラインショップで数多く販売されているので活用しない手はありません。
実践レベルの問題が解きたいなら『超実践問題集』がオススメ
基本からきっちり抑えたいなら『これが本当のSPI3だ』がオススメ
面接で重要なのは「そのゼネコンでなければいけない理由」を伝えること
現在『ゼネコン』とされている企業は、大中小を含め国内に100社以上あります。
そのため、企業は必ず「どうして他ではなく弊社を?」という質問をするでしょう。
文系学生はそれに対して説得力のある丁寧な答えを返す必要があります。

綿密な企業研究を通して、より説得力のある志望動機を答えられるようになりましょう。
- 企業の理念を深く理解しているか
- 営業職、事務職などの配属先に合わせた回答
- 志望先のゼネコンの特徴を捉える
- 自分と企業の何がマッチしたのか
- 自分は何が貢献できるのか
このようなポイントを中心に構成してみましょう。
ゼネコン関係者とのコネクションづくりは最強
『コネ入社』というと少し喉につっかえるものがありますが、ゼネコンへの入社のためにはコネクションづくりが大切です。
あらゆる面接対策や就職対策よりも効果を発揮するといっても過言ではありません。
今現在、何のコネクションも持っていない文系学生でも簡単に輪を広げる方法が3つあります。
それが
- OB・OG訪問
- 親や親族にゼネコン関係者がいないか確認してみる
- インターンシップ
1つずつ詳しく見ておきましょう。
OB・OG訪問
1つ目はOB・OG訪問をすること。
実際に就職希望先に入社した先輩に話を聞く方法です。
直接入社した先輩がいない場合でも
- 設計事務所
- 建築デザイン事務所
などに就職した先輩がいれば、その人を辿ってみるのも1つの手です。
親や親族にゼネコン関係者がいないか確認してみる
2つ目は親や親族をあたってみる方法です。
お盆や年末年始に親族と集まる機会がある場合はその場で聞いてみると効率的です。
親族内にゼネコン勤務者がいないと分かっている場合も、「知り合いにゼネコン関係者の方いませんか?」と率直に聞いてみるのも良いでしょう。
インターンシップ
3つ目はインターンシップに参加することです。
インターンシップで企業側に良い印象を残すことができれば面接選考まで残りやすくなります。
短期でも良いですが、長期インターンシップがある場合は、名前と適性を覚えてもらうチャンスなのでぜひ活用しましょう。
他に
- イベント会場
- 居酒屋
- ゴルフ会場
などで盛り上がっているチームにさりげなく話しかけてみると、実は大手企業や同業種に勤める人たちの集まりだったりすることも。
実際に設計事務所勤務だった私は沖縄旅行で居酒屋に行ったとき隣に座っていたおじさん達が、私の地元隣県で設計事務所に勤務する人たちだったというミラクルな出会いもありました。
それくらい、意外とチャンスは日常に隠れています。
ゼネコン志望の文系で頼れる人がいないならプロを使おう
それでも頼れるコネクションが無い場合はその道のプロに頼るのも1つの手です。
例えば、マイナビやリクナビといった新卒向けの就職エージェントが当たります。
他にも紹介される企業の質が良いdoda新卒エージェントや、就職希望者1人1人にアドバイザーがつくキャリアチケットなどもあります。
エージェントには複数登録をしてみて、自身が志望するゼネコン業界の求人やアドバイスが貰えるかどうか、自身と相性が良いかどうかを確かめてみるのが良いでしょう。