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組織設計事務所の一覧まとめ!就職難易度と選び方を現役で働く私が解説

建築業界の就職

この記事では組織設計事務所の選び方と就活難易度を解説しています。

就職活動が始まり多くの選択肢の中から自分の進む道を選ばないといけません。

組織設計事務所は、

  • 大規模建築の設計に携われる
  • 公共建築の設計に参加できる
  • 安定した給料をもらえる

など建築業界の花形の仕事と言われることもあります。

何と言っても好きな建築設計を仕事にできることが最大の魅力ですよね! 

建築業界は他の業界と比べて就活難易度が高いと言われる業界です。

自分に合った事務所を早い段階で見つけることが就活のスタートダッシュを切るためにとても重要になります。

たくさんある事務所の中から自分にあった会社の選び方のポイントを、今からご紹介します。

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組織設計事務所の売上ランキング上位20社を紹介

まずは組織設計事務所を知っておきましょう。

日経アーキテクチュア 2019年9月号より、2018年度組織設計事務所の売上高のランキング上位20位を以下に記しました。

【Sランク】1位.日建設計

2位.NTTファシリティーズ

3位.三菱地所設計

4位.日本設計

【Aランク】5.JR東日本建築設計

6.梓設計

7.久米設計

8.佐藤総合計画

9.山下設計

【Bランク】10.石本建築事務所

11.大建設計

12.安井建築設計事務所

13.日企設計

14.松田平田設計

15.日立建築設計

16.類設計室

17.アール・アイ・エー

18.東畑建築事務所

19.あい設計

20.東急設計コンサルタント

組織設計事務所を目指すならこの程度は知っておくと今後のOB訪問や説明会就活の際に話がスムーズに進むので、何かと便利です。

組織設計事務所の就職難易度についてわかりやすく比較

一般的に就活難易度が高いと言われる組織設計事務所について、ゼネコンとのの比較を通してその理由を解説します!

業界別に組織設計事務所の就職難易度を比較

大規模建築の設計をするならば、ゼネコンか組織設計事務所に就職するのが主流になります。

私の感覚ですが、就活難易度を比較すると以下のようになります。

スーパーゼネコン≒最大手組織設計事務所(Sランク)>大手設計事務所(Aランク)>中堅組織設計事務所(Bランク)>大手ゼネコン>中堅ゼネコン

組織設計事務所の就職難易度が高い理由

理由は2つあります。

  • 募集人数が少ない
  • 採用時期が早い

受ける人数に対する採用人数を倍率と言いますね。

単純に、組織設計事務所は倍率が高いのです。

組織設計事務所最大手の日建設計の新卒者採用人数は40名程度。

ランキング10位〜20位の中堅規模の事務所となると、10名を超えることはまず無いでしょう。

対してゼネコンは会社規模が大きいため、中堅規模のゼネコンでも全職種を合わせると1年に100人近くの新卒者を採用しています。

また、組織設計事務所の採用活動の順番は、

  1. スーパーゼネコン(推薦)
  2. 最大手、大手組織設計事務所
  3. 中堅組織設計事務所
  4. 大手ゼネコン
  5. 中堅ゼネコン

の順で採用面接が行われます。

単純に、どんどんライバルの数が減っていくので、採用活動時期を遅めに設定しているゼネコンは倍率が下がっていきます。

良い組織設計事務所の選び方を現役で働く私が解説

組織設計事務所への就活成功への秘訣は、ズバリ自分に合った組織設計事務所を早い段階で知ることです。

そうすることで、自分のポートフォリオや面接でのプレゼンの軸が見えてきます。 

それでは、自分はどの事務所が合っているか?

判断基準となる大事なポイントを以下の3つにまとめましたのでぜひ参考にしてください!

得意としている設計領域は何かを知っておくこと

組織設計事務所を目指す皆さんは、得意な建築用途がもう既にいくつかあるのではないでしょうか。

  • 住宅
  • 学校
  • 図書館
  • 美術館
  • 商業施設
  • ホテル

様々ありますよね。

これだったら同期の誰にも負けない!というものや、正直あまり興味のない用途もあると思います。

組織設計事務所も皆さんと同じ様に得意としている建築用途や、あまり得意としていない建築用途もあります。

面接でアピールする自分の実績と組織設計事務所の求めていることがマッチしていないと、当然内定を貰いづらくなってしまいます 

各事務所の得意な用途を知る方法として、会社のホームページのプロジェクト実績のページを見てみてください。

掲載数の多い用途はその事務所が得意としており、載っていない用途は実績がない可能性が高いです。

必ずチェックしてみてください!

公共機関の建築を得意としているか、民間企業の建築を得意としているか

先ほどの建築用途の続きにもなりますが、クライアント2つに分かれます。

  1. 国県市町村などの「公的機関」
  2. 大手ディベロッパーなどの「民間企業」

この比率を必ずチェックしてください。

どちらを得意としているかで、事務所の理念や仕事のスタイルも変わってきます。

特に公共機関の案件は、事務所を選び間違えると一生設計するチャンスが訪れないこともあるので、必ず調べてから就活に臨んでください。

仕事の獲得方法はどうなっているのか

建築設計事務所の仕事の獲得方法は、基本的には「受注」か「コンペ」です。

コンペなどで仕事を獲得

公共建築を得意とする事務所

久米設計

山下設計

日本設計

佐藤総合計画

グループの仕事がもらえる

企業のグループに属している

NTTファシリティーズ

三菱地所設計

JR東日本建築設計

東急設計コンサルタント

公共建築を得意とする事務所は多くの案件をコンペによる選定で受注していることが多いです。

対して、大手ディベロッパー企業のグループに属している企業は、コンペに参加せずともグループの仕事がもらえるので、コンペの参加率は少ないと言えるでしょう。

就職後はコンペで提案力を生かして仕事をしたいのか、または、コンペからは離れたいのか。

ひとつの基準としてみてください。

組織設計事務所のランキングは参考程度にOBの一次情報をとることが大事

ここまで設計事務所の特徴や就活のポイントを解説してきましたが、やはり現役のOBからの情報収集は外せないでしょう。

事務所の最新の情報をキャッチできるからです。

会社というものは、1年もあれば何かしらの変化があるものです。

新たなクライアントの開拓もあれば、大きな開発案件が完了することもあるでしょう。

ネットで集められる情報を基礎知識として持った上で、最新の情報はOB訪問にて入手してみてください!

執筆/編集担当
tsurupon

東京の大学院で建築を学び、現在一級建築士資格を取得するために勉強中。
ライティングや動画、写真編集を中心にフリーランスとしても活躍。
学生でもわかりやすい記事で役立つ情報を届けます。

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