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建築スケッチの下手な人向け講座!初心者でも使いやすい道具7選!

建築学生

「建築学科に入ったんですけど、私絵があんまり得意じゃなくて・・・」

「周りにいる人は絵が上手くていい、評価をもらっていて悔しい」

現在大学院で建築を学んでいる筆者も、学部のとき同じ悩みを持っていました。

建築スケッチを書くのが苦手だという人でも簡単にいい感じの手書きスケッチがかけるようになる方法を2ステップで紹介していきたいと思います。

練習方法やオススメの道具だけ知りたい方は、下のボタンから飛ぶことができます!

建築スケッチ初心者向けの道具をみてみる

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手書きの建築のスケッチを描く意味とは?

スケッチを書くことは次の3つのメリットがあります。

  1. 相手に伝わる情報が多くなる
  2. 実際に手を動かしながら考えることができる
  3. 書いていたスケッチがそのまま成果物の一つになる

授業中に講師の方に質問された時、言葉で説明するよりも目の前に具体的なスケッチがあったほうがわかりやすいですよね。

しかも、ノートに書いてある文字を見せるよりもスケッチにコメントを書き込んだ物を見せるとそれ自体がプレゼンになってしまうんです。

一石二鳥どころか一石三鳥ですね!

下手な人でも簡単に描ける建築スケッチを2ステップで紹介!

下手な人でも建築スケッチを簡単に描けるための2ステップはこれです。

  1. 直線の練習
  2. パースの練習

手書きの建築スケッチを書くに当たり、美大生のような完璧なパースを描こうとしてはいけません。

あくまで、自分のイメージや設計したものを相手に伝えるためのツールだと認識しておきましょう!

それでは、スケッチをサクサクかけるようになる2つの準備を始めましょう。

直線の練習

まずは直線を描く練習です。

スケッチには基本的に定規等の道具は使いません。

定規を使わずともまっすぐ線を引けるようになりましょう。

ポイントは全体をみたときにまっすぐに見えているかどうかです。

書きながら自分で調整してまっすぐ書いていきます。線自体がぶれていても構いません

パースの練習

線がまっすぐにかけるようになったら次はパースの練習をしていきましょう。

一点透視や二点透視を使いスケッチに立体感を出していきます。

  1. 一点透視:一つの消失点から線を伸ばして行くだけで簡単に立体感が出てきます。
  2. 二点透視:左右に消失点を作って両側から線を伸ばしていきます。

奥行きを作る感覚がわかるようになったと思います。

これでもうスケッチを描く基本は身につきました。

基本がおさえられたら建築パースのバリエーションを学ぼう!

ここまでで基本をマスターしたので、自分の好きなテイストを見つけて練習していきましょう。

何回も繰り返すことで自分にしか書けないスケッチがかけるようになります。

有名建築家の手書きパースをトレース

ここでまず、ペンとトレーシングペーパーを用意しましょう。

自分の好きな建築家の手書きパースをトレースします。

建築事務所のホームページや作品集から探すと良いでしょう。

トレースングペーパーを重ねてなぞって書いて行くことで細かい書き方や雰囲気の出し方を理解することができます。

特に人や木の書き方は一人一人の個性が出る部分です。自分の好きなテイストを見つけましょう。

手塚建築研究所の手塚貴晴さんの手書きスケッチは学生でも参考にしやすいかと思います。

自分の好みのパースを見つけよう

有名建築家だと少しハードルが高いという方は他のサイトで検索してましょう。

おすすめはこちら

  • Pinterest
  • issuu
  • インスタグラム

国内外の参考になるパースがたくさん出てくるので事例をさがしてみるのもいいでしょう。

詳しいサイトの説明はこの記事が参考になると思うのでチェックしてください。

初心者でも扱いやすい建築スケッチを描くためのオススメの道具7選

ペン

ペンは太さの種類が多いものでマーカーなどもあるものを選ぶのがいいでしょう。

おすすめのメーカーは2つです。

STAEDTLER pigment liner

このペンは太さのバリエーションが多く、広い範囲を塗ることもできるマーカータイプもあるところがいいです。個別で買ったほうが安く済むことも多いです。

COPIC MULTI LINER

このペンはSTAEDTLERのペンよりもペン先が硬く潰れにくく、長持ちするのでたくさん練習したい、書き込みたいという人にはおすすめです。

トレーシングペーパー

トレーシングペーパーを使えばミスした時でも上に重ねればなぞるだけで復元できて楽です。

トレーシングペーパーは1枚ずつ別れているものとロールのものがあります。おすすめはロールのもの!ちょこっと書きたい時でも、大きく書きたい時でも対応できるので使い勝手がいいです。

A1やA2サイズでも対応できるのが強みですね。

マーカーペン

大きな範囲をすぐ塗ることができるマーカーペンは色付けに便利です。中でも、筆型とマーカー型が一体となっているものがおすすめです。

COPIC sketch

マーカーペンの王道ですね。この商品には建築スケッチ用のセットまで売ってくれているので買いやすいです。人によっては少し価格が高めなのがネックですね。

建築用のセットの番号はこちら

E33、E37、E43、G82、G28、R14、R39、Y21、YG17、YG41、YG67、YG91、0、100、C3、C5、W2、W4、B41、B23、B26、BG99、BV00、E07

水彩色鉛筆

色をつける道具として水彩色鉛筆をご紹介します。

色鉛筆としても使うことができるのですが、実はこの色鉛筆は水で濡らすと絵の具のように伸ばすことができます!

スタビロ 水彩色鉛筆

この色鉛筆は発色が鮮やかで綺麗です。

ファイバーカステル 水彩色鉛筆

水をつけて伸ばしたときにかなりいい感じのグラデーションができます。価格もスタビロよりも抑えめでいろんな色があるので始めるのには最適なのではないかと思います。

水彩筆ペン

水彩色鉛筆のお供として水彩筆ペンは持っておいたほうがいいでしょう。

水を貯める部分と筆の部分が一体になっているのでパレットなどが必要ありません。他にも安いものがたくさん売られているので自分の予算で買いましょう。

設計・デザインに進むなら建築スケッチの技術は必須!

多くの組織設計事務所やゼネコンでは就活の際に即日設計を行います。

3〜5時間程度で設計をして手書きでスケッチやダイアグラムをプレゼンシートにまとめて審査されます。

このときに今まで手書きでスケッチをやっていた人はライバルよりも一歩前に出ることができるのです。

大学に入ったばかりの時や卒業設計をきっかけにスケッチや手書きパースに挑戦して慣れておきましょう。

手書きのスケッチはコンペや課題、就職してからも自分の武器になる!

実際に就職した後でも手書きの技術はすごく役に立ちます。

クライアントや上司との会議で

「こんな感じのリビングはどうですか?」

など細かいところを調整するときにパパッと手書きでスケッチがかけることで情報共有がスムーズになります。

将来も使える手書きスケッチを早い段階で会得して相手に伝わる魅力的なプレゼンを完成させましょう!

プレゼンテーションを作るためのヒントになる記事を書いています。

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執筆/編集担当
tsurupon

東京の大学院で建築を学び、現在一級建築士資格を取得するために勉強中。
ライティングや動画、写真編集を中心にフリーランスとしても活躍。
学生でもわかりやすい記事で役立つ情報を届けます。

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